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バックパックProject!〜君に届け〜(6/6)

「チューリップ作戦」から久々の災害ボラセン日記の更新となります。

今回から何回かに分けて「バックパック」に関しての記事を発信したいと思います。

バックパックとは…と説明する前にみなさん!この写真、どこかで見覚えがありませんか??

実は、このペンギン(?)の住処こそがこれから紹介する「バックパック」だったのです。

バックパックとは、米軍の座間基地にあるガールスカウトの方たちが中心となり、被災地支援の一環として、世界中のガールスカウトに呼びかけを行い、子どもたちから子どもたちへ、物資だけではなくお見舞いの気持ちもリュックサックに込めて送ってくれたものです。

仙台市災害ボラセンには、カタール国のドーハからなんと1700個のバックパックから届きました。

色とりどりのカラフルなリュックには例えばこういったものが入っていました☆

このバックパックのテーマは先ほども書いたように「子どもたちから子どもたちへ」というものです。
実際にドーハの子どもたちが、自分がもらってうれしい物を被災地にいる「Tomodachi(ともだち)」のために一生懸命考えながら、荷造りしたようです。

私たち大人は、その思いも含めて届けたいと考えていました。

そしてついに…本日、それが形になったのです。

今回、このプロジェクトには様々な方々のご協力があって実現しました。

まずは運送にご協力いただいた南東北福山通運株式会社さまです。

50箱を超えるバックパックが入った段ボールを軽々と運んでくださり、あっという間に搬入が終わりました。

運び場所は…「Kスタ」の愛称で親しまれている「日本製紙クリネックススタジアム宮城」です!
もうお分かりですね。「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地です☆

今回、「東北楽天ゴールデンイーグルス」さまには、配布を快諾頂きました。本当に感謝です。

4日と5日にバックパックを配布したのは、イースタン・リーグ戦に招待されている陸前高田市と南三陸町の少年野球チームの子どもたちです。

4日の試合は延長の末、逆転サヨナラ勝ちでの試合終了!
5日の試合も6−4で勝ちました!
選手に応援が届いたのかもしれませんね☆

子どもたちも大喜びだったようです。

試合の後、選手との野球教室が開かれ貴重な経験が出来たようです!

 

その後…いよいよ帰り口でバックパックの贈呈です。

 中には、手紙が入っているバックパックもあり、ドキドキしながら中身を開けていたようでした。

子どもたちの笑顔が大人のパワーにつながるということを感じた日でした。
余談ではありますが、この中から将来のプロ野球を担う選手が出て、Kスタに立つ日を心待ちにしたいと思います。

まだまだ、仙台では配布が始まったばかりのプロジェクトですが、色々な方の支援によってスタートすることができました。

バックパックを提供いただきましたUSA座間ガールスカウト様をはじめ配布に協力頂きました株式会社楽天野球団 東北楽天ゴールデンイーグルス様、南東北福山通運株式会社様に厚く御礼を申し上げます。

次のバックパックは…君に届くかもしれませんよ!

次回は、バックパックが配布されるまでにも多くの方のご協力がありましたので、これまでの経過を報告いたします!


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